テストがあります。一時間ほどで済み、費用はかからず、追いかけられる数字が手に入ります。難しいのは実施することではなく、結果を無意味にする近道を断ることです。
自社名で検索しても何も証明されない理由
自社名をChatGPTに入れれば、たいていうまく説明してくれます。証拠のように見えますが、違います。名前を渡したのはこちらで、モデルは渡された語の周りを探しているだけです。見込み客はそんなことをしません。持っているのは課題であって、自社名ではないのです。
測る価値があるのは、誰も名前を出していないときに自社が挙がるか、という一点だけです。
五つの手順
- 顧客が実際に尋ねそうな質問を二十個書く。「おすすめの顧客管理ソフト」ではなく、人が本当に打ち込む、不格好で具体的な言い回しを。「三人が同じ客に返信していて見積もりの状況が分からなくなるのをどう直すか」のように。
- 自社の記憶が残らないセッションを開く。ログアウト状態の窓か、一時的なチャット。過去のやり取りを覚えている状態では結果に価値がありません。
- 同じ質問を三つのアシスタントに。ChatGPT、Gemini、Perplexityは取得の仕組みが異なり、思った以上に食い違います。一つだけが自社を挙げ二つが無視するなら、それ自体が所見です。
- 回答ごとに三つ記録する。自社が挙がったか、代わりに誰が挙がったか、どの情報源が引かれたか。
- 合計する。二十問×三つで六十の回答。そのうち何件に自社が入っていたかが引用率です。
記録する内容
| 質問 | アシスタント | 自社が挙がったか | 代わりに挙がった先 | 引かれた情報源 |
|---|---|---|---|---|
| 質問1 | ChatGPT | いいえ | 競合A、競合B | レビューサイト、掲示板 |
| 質問1 | Gemini | いいえ | 競合A | 業界誌 |
| 質問1 | Perplexity | はい | — | 自社のドキュメントページ |
三列目が点数です。本当の仕事は四列目と五列目から出てきます。自社の代わりに引かれたサイトは、自社が存在すべき場所の正確な一覧だからです。
数字の読み方
- 六十分の零。人気がないのではなく、見えていません。文章ではなく参照から始めてください。
- 一から六。存在はしているが既定の選択肢ではありません。たいてい強い情報源ひとつが支えています。
- 七から二十。検討対象に入っています。ここからは言い回しが効きます。説明が正確かを確かめてください。
- 二十超。その分野の既定の答えです。仕事は守ることに変わります。
どのくらいの頻度で
毎月、同じ二十問で。毎回質問を変えると丁寧に見えますが、比較が壊れます。一覧は最低一年は固定してください。新しい領域を追うなら、二つ目の一覧を別に作ります。
専用の道具は必要ですか
まさにこれを自動化する道具があり、継続的に測るようになれば費用に見合います。それでも最初の一巡は手でやってください。六十の回答を読むと、競合がどう説明されているかが分かります。それはどの画面も渡してくれません。